大祓とは知らず知らず自身についてしまった(犯してしまった)罪や穢れを祓う神事で年に2回6月と12月に執り行われます。6月の大祓を「夏越の大祓」12月を「年越しの大祓」と言いまして半年に1度罪穢れを祓い心身を清め残り半年を清々しくお過しいただく為の神事です。
神社では、陰陽道で用いられた呪詛(じゅそ、呪いの類)を起源とする「人形代(ひとかたしろ)」に息を吹きかけ、体の調子の悪いところを撫でて穢れを遷(うつ)し心身を祓い清める、ということが行われます。
正面から最初に左回り、次に右回りと8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものです。かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたとされています。これは、『釈日本紀』逸文の『備後国風土記』にもある蘇民将来の伝説に由来するもので、武塔神の指示により茅の輪を腰につけたところ災厄から免れ、武塔神は自らを速須佐雄と名乗り去っていったと書かれています。
茅の輪守 初穂料1000円
今年も6月15日~7月4日までの期間限定ですが夏越の大祓では「茅の輪御守」 も頒布致しました。この茅の輪の御守は「茅の輪」を作る茅を使って一つ一つ手作りで奉製致しました。無病息災・除災招福の御利益がございます。玄関先や神棚などにお祀りください。
今年は新たに除災招福の御守の頒布を始めました。
除災招福守 初穂料1000円
古来より、災害・疫病などにより苦しめられてきましたが日本人はその都度、神頼みや地域のならわしなどで平静を取り戻し、乗り越えて来ました。
しかし日本の言い伝えには、災害・疫病を予言するとともに、さらには防ぐこともできる「アマビエ」「ヨゲンノトリ」が居るのです。当社ではその言い伝えにあやかり、また皆様に福が訪れますようにという思いを込め、除災招福の御守にすかし絵をあつらえました。
みにつけて、ご神力をお授かりください。
令和3年 稲積神社 萬灯祭
夏越の大祓・茅の輪神事に続いて社殿では萬灯祭が斎行されました。
萬灯祭では祈願提灯の奉納者の祈願が成就するよう祈念する祭事です。
期間限定「茅の輪守」「夏越の大祓」の御朱印は7月4日まで受け付けております。
※詳細はリンクよりホームページをご覧ください。
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