平成29年 稲積神社 夏越の大祓・茅の輪神事 萬灯祭
今年の茅の輪です。
こちらの「茅の輪」は、30日の朝に新しくとってきた茅で作成した「茅の輪」です。
毎年6月15日には、当日参列できない方用に作成し、鳥居に準備します。
大祓とは知らず知らず自身についてしまった(犯してしまった)罪や穢れを祓う神事で
年に2回 6月と12月に執り行われます。
6月の大祓を「夏越の大祓」12月を「年越しの大祓」言いまして、
半年に1度罪穢れを祓い心身を清め残りの半年を清々しくお過すための神事です。
神社では、陰陽道で用いられた呪詛(じゅそ、呪いの類)を起源とする
「人形代(ひとかたしろ)」に息を吹きかけ、体の調子の悪いところを撫でて穢れを遷(うつ)し
心身を祓い清める、ということが行われる。
正面から最初に左回り、次に右回りと8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった
病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものである。
神事を終えて身も心も清められ清々しくなられた
常若会のメンバーです。
当日も神事の写真撮影といつもご協力いただきありがとうございました。
かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたとされる。
これは、『釈日本紀』逸文の『備後国風土記』にもある蘇民将来の伝説に由来するもので、
武塔神の指示により茅の輪を腰につけたところ災厄から免れ、
武塔神は自らを速須佐雄と名乗り去っていったと書かれている。
今年は6月24日~7月2日までの期間限定でしたが夏越の大祓では
「茅の輪御守」 も頒布致しました。この茅の輪の御守は「茅の輪」を作る茅を使って
一つ一つ手作りで奉製致しました。
無病息災・除災招福の御利益がございます。玄関先や神棚などにお祀りください。
今年から大祓の特別な御朱印が出来ました。
6月15日~7月2日の期間限定となりますのでご希望の方また来年ではございますが
お越しの際は是非お受けください。
夏越の大祓・茅の輪神事に続いて社殿では萬灯祭が斎行されました。
萬灯祭では祈願提灯の奉納者の祈願が成就するよう祈念する祭事です。
今年も多くの方の御参列をいただき盛大なうちに
夏越の大祓・茅の輪神事・萬灯祭と滞りなく成就いたしました。
今年も残すところ半年となりますが皆様が清々しくお過ごしできますことご祈念申し上げます。
稲積神社 権禰宜 渡辺
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