遷宮前の修祓式 ※一番手前に写ってしまいました(^^;) |
去る、5月10日。
60年に一度の「出雲大社 平成の大遷宮 遷座祭」が行われました。
私も大学卒業後、出雲大社へ御奉職させて頂いていた経緯もあり、この度の遷宮への御奉仕依頼が昨年届いておりました。
すぐに御奉仕を志願させていただいたところ、今年に入り御奉仕許可がおりて、この日を待ちわびておりました。
しかし、慶びに浸っている時間はなく、当社の例大祭「正ノ木祭」の準備に明け暮れておりました。
出発したのは5月7日。
「正ノ木祭 成就祭」が5月5日の夜に終え、6日は朝5時より片付け。『7日より出雲へ出発してしまう。出来るだけ片づけを残さぬように・・・』と考えていた出発前夜だったような気がしております。
出発当日朝は忘れ物がないように気をつけ、羽田空港へ着くまではバタバタしておりました。
出雲市駅へ着いたのは16時頃。年に一度は訪れるようにしているのですが、この度は3年ぶりの出雲。懐かしい気分で夜を過ごしました。
8日より出雲大社で潔斎へ入りました。
出雲大社の神主50名に加え、我々御奉仕の神主100名強がこの度の遷宮へ全国より集まって参っていました。
食べ物も制限され、行動も団体行動、起床・就寝も決まっていましたが誰1人文句も言わずに、出雲大社の行事と、それぞれの諸役の習礼(しゅらい・練習)を行い淡々と10日のその時を待っていました。
10日、天気予報が的中し雨が降っておりました。雨を「大神様の贈り物」「大神様よりの幸せの雨」と話しておりましたら遷座祭直前には雨が上がりました。これも「無事に行えるようにとの大神様のおはからいだね」と皆で語り合いました。
午後5時より着装に入り、午後6時15分には祓所に整列しておりました。
長いようで短い修祓が始まるまでの時間、色々なことを考えていたような気がします。
午後7時、始まってしまうと午後9時半に終えるまで、あっという間の出来事でした。
全ての瞬間、全ての一瞬が私の全力投球であり、終えたあとの清々しさの記憶しか残っておりませんが、とても素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
潔斎所へ戻ると、皆も同じような疲れた顔をしておりましたが、笑顔が無い者はおりませんでした。
このような時を過ごせる慶びをお伝えしたく、遅くなりましたが、ご報告とさせていただきました。
以下、写真をご紹介致します。(私が撮ったものばかりではございません)
修祓後の参進の様子 |
上に同じ。この斎服の中に私もおります |
大國主大神さまのご神体遷御の様子 |
ご神体は本殿を右回りで巡り本殿へ向かいます |
13000人以上の人々が見守っていました。 |
11日の奉幣祭の様子 |
皇室の方々も御参拝されていました |
11日御垣外の様子 |
11日は受付担当でした |
11日御垣外の様子 |
奉幣祭が終了し退下の様子 |
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